こころが腐らないための行動を - あおのあにめのはなしとか

多分だと思うけれど、「なにかを残したい」とかいう気持ちって、自分が思っているよりもたくさんの人が考えていることなんじゃないのかなって思う。

誰にでもSNSができるようになった今、自分の人生を切り取って投稿して残すことができる。鍵をかけない限り、不特定多数の人に見てもらうことができるし、繋がることができるし反応をもらうこともできる。SNSを利用している姿を見ていると、「残すこと」って思った以上に自分の心を支配していることなのではないのかなと思うようになった。

毎日生きていると、思うようにならないことや、失敗とか、悲しいこととかたくさん起こったりする。わたしは幸せに生きてこられたと思う反面、自分の力ではどうしようもないことが起きると、心がバリバリと砕かれて、自分の無力さを知ることもある。本当にどうしようもなくて、そのときにふと思った、「神様に願いたくなるってこういうことか」って。

わたしは、こういう感情って、「普通の人間」であれば誰しも思うことなんじゃないのかなと思った。怖いし、恐怖からは逃げたくなることは、「普通」のことだ、と。

だからって何かを言いたいわけではないんだけれど、人ってなんだか、大変だなと思ったんだ。みんながみんな理解し合えるわけでもないし、仲良くできるわけでもない。自分を理解してもらえないことなんて当たり前のように起きるし、自分が少数派の人間ならば我慢しなければならないこともたくさんある。屈辱、惨め、苦しい。

だけど、「少数派だから我慢して当たり前だ」、「お前が変だ」などは違うと思ったんだ。それはちょっと「意地悪」であり、「差別」になることもある。（無理に押し付けるといくら少数派でもよくないとは思うけど）そこから平和は生まれることはないと思ったんだ。優しさとは、とても暖かくて素晴らしいものだとは思うけれど、ときに優しさを一瞬手放し、少しだけ戦わなくてはいけないのだなと感じた。そう、「意地悪」や「差別」と出くわしたとき。

人間ってなんか不思議だなと思うんだけれど、第六感的直感みたいなのってある気がしてならない。わたしみたいな普通の人間が言うからこれまた、アレなんですけど、危険から守るためなんだろうなとやんわり思ったりしている。

嘘はなるべく知りたくないけど、「大人」である以上そういったこととはよく遭遇したりするもので、「大人」として振る舞うにはいろいろと意味があるらしい。本音と建前というやつ。

ほら、たまに思ったりするでしょう？
「今、たぶんウソついたな」って。
こんなことには鈍感でいれたほうが自分は楽なんだけど。笑

よく、「わからないものは怖い、わからないから怖いんだ」と言う表現に出くわすことがある。それってつまり、考えることはめんどくさくて、だから勝手に「嫌なもの」にして向き合うことも嫌がる、疲れるしめんどくさいから。

わたしだってそう思うことがある。そんなできた人間ではないから、めんどくさいとたくさん思うし、考えたって考えぬくことが苦手だったりする。

でもなぜかいつもこんな風に書くことに戻ってきてしまう。意味はないのかもしれないけれど、心からふわふわグツグツと煮えて言葉が上がってきてしまう。どうせ誰の得にもならないのになと思いながらも、書いて、しまうんだなあ。

書くことは自由だし、自分の気持ちを話すことも自由だ。なにかを見て感動できることだってとても素晴らしいこと。心が動くこともとても素晴らしいことだ。

わたしは多分だけれど、なにかについて感じることがとても楽しくて思いを巡らせることもとても楽しいのだと思う。いろんな作品に触れて「おもしろいな」「たのしいな」「もう一度見たい」「もっと知りたい」そう思えているとき本当に楽しいのだと思う。

消費のみでは得られない心が喜んでいる感覚。そして感動を積み上げていく楽しさ。意味はないかもしれない、生産性もないかもしれない、それでも楽しいしもっと知りたいやりたいと思う趣味のような楽しさ。これがいわゆる「人生にハリが出る」ってやつなのか。

こんなふうに今までもブログを書くことはあったけど、書くたびに嘘が多くなって書かなくなった。可愛く書かなくちゃねとか、おしゃれにしなきゃとか、元気にしなくちゃとか。やりたくてはじめたのに勝手に理想像を作りあげそれに当てはめようとして苦しくなって書かなくなってしまう。ブログを書くことも流行ったし、できることも増えた、そんな中勝手に作り上げた理想の中にまた自分を入れようとしてた。(いつかの過去の話)

好きなことを好きなように書けばいいだけなのに。いろいろSNSやったけど、ほとんどが止まってしまっている。嘘が多くなっちゃうから嫌になって続かなくなる。そんなものはなんだか嫌なので、今ここに書いたりしている。思うことがないわけではないから、形にできる手段はやっぱりほしいと思う。アニメがきっかけではじめたこのブログだけど、「自分の言葉で話せる汚れてない場所」だと言えるからここに書いたんだと思う。ほとんどの人からすればどうでもいいことだけど、自分を見失わないためにも、この行動はとても大切なことだと思う。

何度でも自分にこの言葉を送ろう。
大切なことを捨てた瞬間に、腐りはじめる、まず、「こころ」から。